はじめに
Ubuntu 11.10 環境下で neocomplcache-clang を導入してみた - 凹みTipsという記事を書いたのですが、家のメイン機は Windows7 なので、ここで vim を操作できるように環境を整えてみました。時間がかかったので備忘録的にメモ。
今回の最終目的
gVim 上で VimShell が動く。
手順
MinGW+MSYS
まず種々のコマンドが動くようにするために MinGW + MSYS な環境を整えます。私は下記URLを参考にインストールしました。
SSHで各サーバにアクセスもしたかったので、mintty も入れましたが MinGW + MSYS だけあれば十分だと思います。MSYS をチェックしてインストールすれば完了。
gitを入れる
neobundle.vim でプラグイン管理をしたいので git を使えるようにしておきます。
ここから msysGit を DL して適当な場所にインストールします。
私は C:\MinGW\msys\msysgit 以下においておきました。
Pathを通す
C:\MinGW\bin C:\MinGW\msys\1.0\bin C:\MinGW\msys\msysgit\bin C:\MinGW\msys\msysgit\mingw\bin
環境変数から Path に上記フォルダを追加しておきます。cmd.exe を起動して g++ とか git とか動くようになっていればOK。
neobundle.vim の導入
neobundle.vim は vim plugin を簡単にインストール&アンインストール出来るようにしてくれる素晴らしい plugin です。
zip でダウンロードして解凍して出来た autoload と doc を以下のフォルダに放り込みます。
C:\gVim\vim73
そして導入する plugin を vimrc に書き込みます。
filetype off if has('vim_starting') " set runtimepath+='path to neobundle directory' call neobundle#rc(expand('file:///C:\gVim\vim73\neobundle\plugins')) endif NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neocomplcache.git' NeoBundle 'git://github.com/Shougo/unite.vim.git' NeoBundle 'git://github.com/Shougo/vimfiler.git' NeoBundle 'git://github.com/Shougo/vimshell.git' NeoBundle 'git://github.com/Shougo/vimproc.git' filetype plugin on filetype indent on
こんな感じです。そして gvim.exe を起動して
:NeoBundleInstall
をすると、勝手に各リポジトリから git clone してきてくれます。あとは自分の好きなように vimrc をいじりましょう。
vimproc の設定
:VimShell
をすると VimShell が起動します。が、vimproc をまだ入れてないので、ls とかすると以下のようなエラーになります。
proc.dll を作ってやらなければいけません。
32 bit 環境の人は cmd.exe で vimproc のフォルダに入って
make -f make_mingw.mak
すれば動くかもしれませんが、64 bit の人は 64 bit 用の dll を作成する必要があります。
ここを参考に作成すれば OK です。ちなみに
こんなページもあるようです(私はここのでは動きませんでした…)。これで VimShell が動くようになります!ちょっと _gvimrc を書いて colorscheme を desert にして VimShell を動かしてみたキャプチャが↓になります。
その他もろもろ導入
あとは neobundle.vim を利用してプラグインをサクサク入れていけば完了!