凹みTips

C++、JavaScript、Unity、ガジェット等の Tips について雑多に書いています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

Unity でボリュームレンダリングをしてみる - vol.6 ボリュームの内部

はじめに これまでいくつかボリュームレンダリングの記事を書いてきました。以下は前回の記事です。 tips.hecomi.com これまではキューブポリゴンを描画範囲として 3D テクスチャのボリュームレンダリングを行っていましたが、これだとポリゴンの内部にカメ…

Unity の Version Defines と.unitypackage インポートについて

はじめに 先日、uLipSync v3.0.2 をリリースし、asmdef の Version Defines を利用した VRM 0.X / 1.0 のパッケージのインポート状況に応じた VRM 向けコンポーネントのエラー抑制を行いました。 tips.hecomi.com ただこちら、.unitypackage 経由でインポー…

Unity でエディタ拡張向けの重い画像生成の改善をしてみた

はじめに 大分ニッチな話だと思うのですが、現在メンテしているプロジェクトで音声の解析結果を示すために画像生成を行い、それをエディタ拡張で表示して見せています。 これは Burst と Job を使って生成しているのですが、エディタ拡張の UI の体系は同期…

uLipSync の不具合修正(VRM / .NET Standard 2.0 関連)をしました

はじめに 先日 v3.0.0 をリリースした uLipSync ですが、いくつか不具合修正が来ていたため修正しました。 tips.hecomi.com VRM パッケージを読み込んでいない際にエラーが出る VRM パッケージを両方(VRM 0.X / VRM 1.0)読み込まないとならない Unity 2019…

uLipSync v3.0.0 をリリースしました

はじめに Unity でキャラクタのリップシンクを行うことのできる uLipSync v3.0.0 をリリースしました。 github.com 本エントリではアップデートの内容について解説していきます。 MFCC の計算方法修正 一番大きなアップデートは MFCC の計算方法の改善です。…

uLipSync のアルゴリズム改善を行ってみた

はじめに ずっとやろうと思っていた Unity でリップシンクを実現するアセットである uLipSync のアルゴリズムの改善を行いました。 github.com uLipSyncでは、MFCC(Mel Frequency Cepstral Coefficients)と呼ばれる特徴量を計算しています。MFCC を利用す…

HLSLToolsForVisualStudioConfigGenerator v1.1.0 をリリースしました

はじめに HLSL Tools / HLSL Tools for Visual Studio を使うと、VS Code または Visual Studio でシェーダを書く際に補完が効くようになります。 marketplace.visualstudio.com marketplace.visualstudio.com これらを Unity のプロジェクトで使用する際は …

uLipSync の新機能解説(実行時のセットアップ / タイムライン上の自動クリップ追加機能)

はじめに リリース 実行時のセットアップ SkinnedMeshRenderer 経由で指定 VRM の場合 所感 タイムライン上への自動クリップ追加 uLipSync おわりに はじめに uLipSync は Unity 上で音声データ / 音声入力をもとにリップシンクを実現するアセットです。 tip…