はじめに
openFrameworks を動かせる環境を整えようと思い、Ubuntu / Mac OS X / iOS 用にはチュートリアル通りにサクッと動いたのですが、Android だけ結構手間取ったのでまとめておきます。
本エントリは 2013/01/06 時点の openFrameworks v0073 での手順となりますので、バージョンアップによっては動かないかもしれませんのでご注意を。
基本的な手順としては、以下の公式チュートリアルが詳しいのでこちらに譲り、本エントリでは差分のみ解説します。
手順
c) Android NDK の導入
v0073 は Android NDK r8b のみに対応しているようです。最新のものは r8d になっているので古いバージョンの導入が必要になります。
ただ、公式ページには r8d のリンクしか無いので r8b は以下のリンクからダウンロードして下さい。
- Win: android-ndk-r8d-windows.zip
- Mac: android-ndk-r8b-darwin-x86.tar.bz2
- Linux: android-ndk-r8b-linux-x86.tar.bz2
ダウンロードが終わったら .bashrc なり .zshrc なりに ndk への path を追加して下さい。
local ANDROID_NDK_TOOLS_PATH="/Users/hecomi/android-ndk/" export PATH="$ANDROID_NDK_TOOLS_PATH:$PATH"
d) openFrameworks のダウンロード
上記サイトから android の項目の「download openFrameworks for eclipse」を選択、ダウンロードして解凍し、適当なフォルダに突っ込んで下さい。
なお、openframeworks.jp のサイトでは v0072 のリンクとなっているのでご注意を。
f) openFrameworks のダウンロード
android sdk/ndk 及び ant の場所を paths.make に教えます。チュートリアルには書いてないですが paths.make の雛形が paths.make.default として対象のディレクトリに置いてある形になるので、それをコピーして編集します。
cd libs/openFrameworksCompiled/project/android/
cp paths.make.default paths.make
vim paths.make
NDK_ROOT=/Users/hecomi/android-ndk SDK_ROOT=/Users/hecomi/android-sdks ANT_HOME=/usr ANT_BIN=$(ANT_HOME)/bin/
i) Java compiler compliance level
1.5 と書いてありますが、1.6 にしました。
おわりに
サンプルは動いたので次は Box2d でも動かしてみようかなー、と思ったのですが新しいプロジェクトが上手く作れない…、追って分かり次第エントリ書きます。