はじめに
サービス:Twitterのグループウェアなら TwitCrew[ツイットクルー]
感想記事:非モテ学生が聖夜にリリースしたTwitCrewは、意外に使えるTwitterクライアント【湯川】 | TechWave
こんな素晴らしいサービスが開始されました.twitterアカウントを使ってクローズドなグループを作成できるって感じですかね.感想記事でも述べられているように,オープンな付き合いが出来るのもtwitterの魅力ですが,ふと気づくとTLが知り合いへのリプライで埋まっていることもあり,それだけリアルの友人との交流というものは大きな魅力を持っています.ただ,オープンな付き合いとクローズドな付き合いを併用している際の弊害は,深く考えないことを呟いてしまうことによって,知られたくない情報が多くの人に伝わってしまうような事態が生じることだと思います.それを避ける意味でも,こうしたクローズドな交流を可能にするサービスは魅力的ですね.
ただ個人的には,もっと簡単な仕組みになると良いな,と思いました.twitterは頻繁に見るのにmixiは余り見ない理由としては,その「手軽さ」にあると思います.tweetdeckのようなクライアントを使えば,その手軽さはより一層際立ち,これによって多くの人が頻繁に更新するようになり,twitterの魅力をより引き立てています.
そこであくまでtwitterで会話しながら,もっと手軽にクローズドな交流を可能にする,ちょっとした仕組みを考えてみました.既に実現されているのかもしれませんが,その際は教えて頂けると私が歓喜しますのでお付き合い頂ければ幸いです.
サービス概要
基本的な概念は「メーリングリスト」と同じです.
まず1つの非公開twitterアカウントを用意し,これをハブアカウントと名付けます(例えば@hoge_groupとします).これはメーリングリストのグループIDの様に扱われます.このハブアカウントに紐付けて,グループに参加する人のアカウントを登録します(図では10人登録したことになっています).グループ内の人は全てこのハブアカウントにフォローリクエストを送り,許可されているものとします.そしてハブアカウントに対してグループ内の人がダイレクトメッセージを送ると(図でいう青線),ハブアカウントを介してグループ内の人全員に@(もしくはD)が飛ぶようにします.
例(@hoge_groupの呟き):
@自分 今日○○が××だったよー. (tweeted by @呟いた人)
これによって外部に情報を漏らさず,仲間内だけで会話出来る仕組みになります.つまり図で説明しますと,青色の矢印はDなので自分のアカウントとハブアカウントからしか閲覧できず,赤色の矢印は非公開アカウントの呟きなので,ハブアカウントからフォローリクエスト許可を貰っている人しか閲覧できません.自分のアカウントへのアクセスを許可しているサービスからはダイレクトメッセージが覗けるという若干の問題もありますが,そこを気にしなければtwitterを直に利用するクローズドな手法としては唯一ではないでしょうか.