凹みTips

C++、JavaScript、Unity、ガジェット等の Tips について雑多に書いています。

A.I.VOICE for GAMES 向けの uLipSync の更新

はじめに

前回の記事で A.I.VOICE for GAMESuLipSync 連携機能の紹介を行いました。

tips.hecomi.com

一つだけ対応していなかったのが細かいところですが、連携機能で生成した Baked Data において Profile がセットされていないという Warning(Please set Profile)が出てしまう点でした。

ここを修正して Warning が出ないようにしました。

修正方法メモ

A.I.VOICE for GAMES はローカルの Package としてインストールする方法となっていますので、Version Defines が利用可能です(.unitypackage だと利用不可ですが、Package であれば可能なようです)。

tips.hecomi.com

{
    "name": "uLipSync.Editor",
    ...
    "versionDefines": [
        {
            "name": "jp.ai-j.aivoice-for-games",
            "expression": "",
            "define": "USE_AIVOICE_FOR_GAMES"
        }
    ],
    ...
}

このように指定したフラグを #if でコード分岐を書きます。ここでは A.I.VOICE for GAMES を組み込んでいないときのみ、Warning 文言を出すようになります。

    void DrawMessage()
    {
        ...
#if !USE_AIVOICE_FOR_GAMES
        if (!data.profile)
        {
            _msg.Append("* Please set Profile.");
        }
#endif
        ...
}

これを組み込んで uLipSync と A.I.VOICE for GAMES をインストールすれば、次のように Warning を消すことが可能になりました。

おわりに

最近はちょっと時間がないため小ネタですみません。。